きれいになるために
いったい何をしたらよいか。
成功の秘訣は、とにもかくにも
正しい選択にあります。
あなたを苦しめてしまうのは、感情を分析する癖のせいです。
限りなくあるメソッドの中から
何かを選択するとき
最終的に一番頼りになるのは
直感です。
どれほど論理的に考え抜いたところで
本能が生み出す答えにはかないません。
本能は、何より自分のことを
知っているからです。
ところが感じとることをさぼって
頭で考えることばかりしていると
直感は鈍ってしまいます。
さて、この、直感を鈍らせてしまう
習慣のひとつに
感情を分析することがあります。
いつもポジティブなことばかり
考えていられればよいのですが
人間そうもいきません。
時には憎んだり、怒ったり、
妬んだり、羨んだりといった感情も
わいてしまうものです。
そのときに、つい
行なってしまいがちなのが
このどす黒い感情について
考え込むことです。
どうして自分は
こんなことを思ってしまうのだろう。
何がいけないのだろう。
あるいは、この感情はいったい
何を示唆しているのだろうかと
思案したり反省したり
言い訳をしたりと
延々とその感情にスポットを
当て続けてしまい
憂うつになった覚えはないでしょうか。
こうした分析癖は
心をずっしりと重くさせる行ないです。
直感が鋭く冴えるのは
心がふわふわと無重力なときですから
何としてもやめたいものです。
感情は、単なる自然な心の呼吸! 感じとるだけでいいのです。
もともと感情とは、自分の意志に関わらず
浮かんでは消え、浮かんでは消えと
1日中止まることなく動いている
自然な心の動きです。
それは心の呼吸とも言えます。
ですから、生まれた感情が
どんなものであっても
分析やジャッジをする必要はありません。
ただ単に
「あっ、今こんなことを感じたな」と
ありのままに感じとるだけでよいのです。
そして、感じとったら
そこでストップです。
それ以上感情と向かい合わずに
受け流してください。
するとすぐにまた
次の感情が生まれて来るでしょう。
これもシンプルに受けとったら
さらりと流します。
このとき、たとえ
ハッピーな感情であっても
浸らずに心から手放すのです。
これを繰り返していくと
だんだんどんな感情に対しても
いたずらに刺激されることがなくなり
いつもフラットな心持ちで
いられるようになります。
心に浮かぶ感情は
電車から眺める景色のように
何も考えずに見送りましょう。
そもそも感情自体に正誤はありません。
メンタルの反射運動と気楽にとらえて
直感のセンサーに磨きをかけてくださいね。
また明日。