気分のアップダウンは
誰にでもあることです。
つらくなったら、生活の中からがんばるという行動を排除して!
ですが、あまりにも
気分がふさぐばかりで
気がついたら何日間も
笑っていなかった、という場合は
赤信号と言えそうです。
人に会いたくなくなったり
未来が閉ざされていると感じたり
誰ひとり自分の味方が
いないと悲しくなったり。
さらに大好きだったことにも興味を失うなど
心のほとんどがつらさ、苦しさで
占められるようになったら、
とりあえず現時点でのメンタルは
健全でないことを認めましょう。
この段階で絶対にしてはならないのは
それを自分のせいだと思うことです。
気の持ちようで何とかなると
自分を奮い立たせるのもNGです。
こんな状態だから
もっとがんばらなくてはと
思う気持ちはわかりますが
それは心にもからだにも
ものすごい勢いでダメージを与えます。
思い切って生活の中から
がんばるという行動を
排除してはどうでしょう。
仕事などは
休暇が取れればベストですが
それができない場合は
もう最低限のことだけを行なうように。
何とか早く元気になろうと
気持ちを鼓舞させることも
しないでください。
15人に1人がうつになる時代。がんばり過ぎな人ほど、早期発見につとめてください。
そもそも、うつ(うつ傾向)に
なりやすい方は、
総じて我慢強く、相手を尊重するあまり
自分をないがしろにしがちな
タイプが多いようです。
このような方は、子どもの頃に
あまりだだをこねることもなく
大人になってからも恋人や
パートナーに甘えたり、
本音が言えないままだったりするようです。
不自然なまでに
自分の気持ちを制してしまう人なのです。
自分の気持ちは
もっと優先していいのです。
また、症状がメンタル面にとどまらず
身体面に現れはじめたら
ためらうことなく
心療内科を受診することです。
敷居は決して高くありません。
美容院へ行くくらいの気楽さで
全然大丈夫です。
そして担当医は、納得いくまで
オーディションさせていただきましょう。
少しでも違うと思ったら別のドクターや
別の病院を当たって探します。
ドクターとの相性は
治療に大きく関わってくるので
妥協しないことが大事です。
そしてひとたび信頼できる
ドクターに出会えたら
遠慮は要りません。
何でも包み隠さず話しましょう。
どんなことを話しても
ドクターは驚きませんし
秘密も守られますから
安心してください。
話すことが苦手なら、
手紙を書いて持参するのもよい方法です。
悲しいことですが、現代では
15人に1人がうつにかかるそうです。
自分に厳し過ぎる方ほど
早期発見につとめてくださいね。
また明日。