AI_IMG_7760_TP_V[1]

肩がたまらなく

こってしまったときなど

マッサージしてもらうのは

気持ちのよいものですね。

どんなにすぐれた機械より、人間の手にまさるものなし! 手には癒しの力があるからです。

最近のマッサージチェアは

全身を手もみ感覚でほぐしてくれたり

部位に合わせて、もみ技を変えるなど

その進化ぶりは大変なものです。

 

ですが、やはり人の手による

マッサージにはかないません。

どんなにこころよい刺激でも

所詮、機械の行なうこと。

人の手による、あの絶妙な効果は

機械にはどうしても望めないのです。

 

それは、人の手には

はかり知れない癒しの力があるからです。

子どもの頃、お腹など痛くなると

母親が手を当ててくれるだけで

何故か痛みがやわらいだという

経験のある方は多いと思いますが

あれこそすばらしいハンドパワーです。

 

その思い出があるせいか

どこか痛みを感じると

私たちは反射的に

その箇所に手を当てるものです。

さらにはさすったりもします。

これは手の持つ癒しの力を

潜在的に知っているから

無意識のうちにそんな行動に出るのですね。

ストレスや疲れを、アルコールや買い物、美食で解消する前に、自分とのスキンシップで癒してみませんか?

そこでもっと、自分に

「手を当てて」みることをご提案します。

自分自身に触れる機会は

お風呂やメイクのときを除けば

それほどないと思いませんか?

 

マッサージの習慣のある方なら

実感されていると思いますが

触れるだけで自分が

どれほど疲れているかが

何となくわかるものです。

 

そして、お疲れさまの

思いをこめて

そっと手をすべらすたびに

固まった筋肉がほぐれ

同時に心までもほぐれていく

それがセルフマッサージの醍醐味です。

 

私たちはストレスや疲れを感じると

アルコールや買い物、美食といった

強い刺激で解消させようとする

傾向があるようです。

 

そうしたことも悪くはないのですが

まずはもっと負荷をかけない方法で

自身を癒してあげたいもの。

それには自分とのスキンシップが

一番です!

 

たくさん仕事をしたあとは

手や腕を。

今日はよく歩いたという日は

脚全体を。

壮大な悩みごとを解決できたなら

頭を。

がんばってくれてありがとうという

気持ちを伝えながら

手を当ててあげると

みるみる息を吹き返すかのように

生気が戻ってくるのには

驚くばかりです。

 

そして自分に触れれば触れるほど

今の自分の様子がわかり

自分を見失うといった

恐ろしいことにもならずにすみます。

 

どうぞ1日のうちで

わずかな時間でも

自分とのスキンシップを

はかってください。

疲れがとれることはもとより

「これでいい」と自分を認められる

安心感を得て

1日を終えることができるはずです。

 

また明日。