孤独感。
出来れば避けて通りたいものです。
それを感じたとき、例外なく人はネガティブな思いにかられ、沈みます。
いったい何故、どんなときを選んで、その太刀打ち出来ないモンスターのような感情はやってくるのでしょうか。
1日、誰からもメールが来なかった。
意見を受け入れてもらえなかった。
どこか、自分が浮いているような気がした。
誰かの活躍が、必要以上にまぶしく見えた。
挙げればきりがないようです。
そんなとき、あなただったらどう対処するでしょうか?
大して用もないのに、メールを連打して友からの返事を待ちますか?
コンビニへ走って調達して来たお菓子と雑誌で、時間をつぶしますか?
だらだらとTVの、興味も持てないプログラムを眺めて、ため息をつきますか?
ああ、わかります。
わたしだって、何度要らない買い物をしたり、無理にアルコールを飲んで寝落ちしようとしたことでしょう(笑)。
しかし、この頃思います。
そんなふうに、孤独感を紛らしてしまうのは、本当はとてももったいないことではないのかと。
人は、誰かと一体感を持っているときや、愛されている実感に微笑んでいるとき、達成感や充実感といった、超ポジティブな思いに満たされているときには、何も進歩はしない気がします。
人が一段階上の精神性を得られるとしたら、それは、取りも直さず「孤独感」と向き合わざるを得ないときではないでしょうか。
得てして、幸せなときというのは、内省的な気分にはなりにくいものです。
そして、自分の心模様に意識がいくこともあまりありません。
孤独感という、ちょっと刺激のあるチクリとする感情の裏には、今このときに、たったひとりで、自分自身を見つめ直しなさいというメッセージが隠れている。
それはどうやら、まごうかたなき事実のようなのです。
少々しんどいことですが、エイッとその淋しさのしっぽをつかんでみると、面白い展開になると思います。
どうして今、その淋しさにへこんでいるのか、とことん検証するのです。
ひょっとしたら、耐えられないほどの理由が見えてくるかも知れませんが、そのときはそのときです。
その理由こそが、今のあなたを、どーんと上に押し上げてくれる貴重な情報なのです。
つまり孤独感とは、それほど憂うことではなくて、むしろ喜ばしいこと。
さあ、進化するときが来ましたよ! という、あなたのソウルが最高のタイミングで引き寄せた、絶好のチャンスなのです!
絶対誰にも相談しないことがコツです。
ひとりっきりで、最後まで潔く向かい合いましょう。
どんなに泣いても、時には絶望するようなことを感じても、最後の最後に出た答えは、たとえようもない心強さでもって、あなたをしっかりと支えてくれるはずです。
何か、心に浮かんで来たことはありましたか?
そうですか。よかった!
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